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 近年、プロ野球の試合では、ホーム、ビジター用とは違う「第三」「第四」のユニホームを目にする機会が増えた。このようなユニホームはいつ頃誕生し、どのような効果が期待されているのか。
「黒い」トラ、「ギザギザ」ロッテ

 今季、球団創設90周年を迎える阪神タイガースは1月、戦後、「ダイナマイト打線」の異名を取った頃をモチーフにした復刻ユニホームを発表した。黒が基調で、当時の球団名「大阪タイガース」にちなみ、胸に「OSAKA」のロゴを入れた。
 「初代ミスタータイガース」の藤村富美男さんらがいた昭和の雰囲気を醸しだし、森下翔太選手(24)は「あまりない色合い。かっこいい」と気に入った様子。8月の主催5試合で着用する予定。夏休み中とあって、家族連れらの注目を集めそうだ。
 このような「第三のユニホーム」が始まった時期は判然としないが、先駆的な試みとされるのが、1998年にドラゴンズ、千葉ロッテマリーンズが日曜日に着た「サンデーユニホーム」だ。ロッテ球団広報によると「新たなファンサービスの一環だった」といい、曜日限定というアイデアが注目を集めた。
 監督が手がけた独自のデザインが人気を博することも。袖にギザギザ模様をつけた2004年のロッテのユニホームは、ボビー・バレンタイン監督が法被から着想を得たとされる。23年には、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督がプロデュース。赤と黒を大胆に配色し、胸元に「VICTORY(勝利)」の「V」をあしらうという斬新さで、アッと言わせた。
 一般的に特別ユニホームは数試合限定のため、プレミア感から試合に付加価値をつけやすい。阪神、福岡ソフトバンクホークスは例年、夏場に限定ユニホームのレプリカを配布。観客席がほぼ一色に染まり、ファンが一体感を楽しむ人気企画となった。球団もフードイベントなどと連動させ、観客の満足度を高める。
橙魂ユニホームを着用する小林、大城、岸田選手(左から)
 オリックス・バファローズは、ストライプ柄の「サードユニホーム」を取り入れるほか、過去には前身の阪急ブレーブスや、統合球団の大阪近鉄バファローズのユニホームなどを復活。「昔ながらのファンに喜んでもらえた」(球団)といい、若いファンが歴史を知る機会にもなった。
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