来季のV3に向けて“追加補強”だ。ソフトバンクが実にチーム3台目となる「トラジェクトアーク」の導入に動いている。
今や認知度も上がってきている「トラジェクトアーク」とはデータを入力することで相手投手のピッチングを忠実に再現できる最先端マシンだ。等身大の映像に合わせて球速や回転数、変化量などが“完コピ”される。ソフトバンクでは昨季中盤あたりに、まずはファーム本拠地のタマスタ筑後で“第1号”が試験導入された。
選手の動作解析や打撃結果のフィードバックなど、フル活用するためには専門的知識を持つスペシャリストの存在も必須だ。ソフトバンクでは、体の動きを力学的に解析する「バイオメカニクス」の専門家である城所収二データサイエンスコーディネーター補佐兼R&Dグループチーフが中心となり取り組んでいる。
そして今季からは、みずほペイペイドームで“2号”がデビューした。小久保監督が折りに触れて「トラジェクトがあるので」と口にしたように、相手投手の対策や準備にも大きなプラスとなった。
特に各投手との対戦経験が少ない若手にとっては目慣らしとしても貴重だ。今季ブレークした野村は、シーズン序盤に代走守備要員で打席数がない中で黙々と有効活用してきた一人だった。首脳陣が対戦する相手投手との相性を判断する材料にもなる。
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