読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳。訃報を受け、清原和博氏（57）が、自身のXを通じて追悼した。

　清原氏は、ホームランを打った時に長嶋監督（当時）が、はしゃいで出迎える様子の写真とともに、「突然の訃報に驚いています」と正直な心境を吐露。「自分の夢であった巨人軍に導いて下さったのは 長嶋さんでした」とつづり、1996年にFA（フリーエージェント）で読売ジャイアンツに入団したときのことを回想。「なかなか調子があがらなかった時、遠征先のホテルの部屋で試合前にバットを振りこみ、熱心にご指導していただいた事が一番の思い出です」と振り返った。

　そして最後に「心からの感謝とご冥福をお祈りします」と結んだ。

　長嶋さんは、千葉県出身。1958年に読売ジャイアンツに入団。通算成績は、安打2471・本塁打444・打点1522・打率.305。1974年に現役引退試合を行い、「我が巨人軍は永久に不滅です」という球史に残る名言を残した。翌年より読売ジャイアンツの監督に就任し、チームを2度日本一に導く。“ミスター”の愛称で親しまれ、ジャイアンツファンだけでなく多くのファンから親しまれた。2001年に同チームの終身名誉監督となった。

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