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10.NPB⚾MLB 単独最下位からV字回復だ。広島は6日のDeNA戦(マツダ)を7―6で振り切り、今季初の3連勝で3位に浮上した。
原動力となったのは強化を図ってきた赤ヘル打線だ。今カードはいずれも2桁安打、7得点以上を記録し、前日5日にサヨナラ弾を放った田村ら若鯉たちも躍動した。新井貴浩監督(48)も今春キャンプから次世代の主力育成に重きを置いてきただけに「少しずつ攻撃力が上がっている」とニンマリだった。
今季初の勝率5割到達となった裏では、実は選手だけでなく次世代の指導者育成にも力を入れている。新井政権の顔ぶれは昨季から一、二軍とも変わっていないが、ともに一軍投手コーチの菊地原毅コーチ(50)がブルペン、永川勝浩コーチ(44)がベンチに持ち場を変更された。
この意図について、新井監督は「永川コーチは一軍ベンチに来たことなかったから、少しでも経験させておきたかった。だから、とりあえず『前半戦はベンチに』と。やっぱり経験してもらうことは大事。本人も一軍では『なかった』とのこと。実際に目の前で試合がリアルに動く中で、俺とやりとりしながら決断するのも、また違うと思う」と明かした。
永川コーチは自軍が守備に就く間、常に指揮官の傍らで戦況に目を配りながら投手交代のタイミングなどをやりとり。試合中はベンチ内で投手に関する窓口役を務めている。新たな経験を積む永川コーチは「やっぱり勉強になることはありますね」と修行の日々を送る。
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