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セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)進出は阪神、DeNA、巨人に決まった。一方で、9月までCS圏内の3位に滑り込む可能性を残していたドラゴンズ。OBの武田一浩氏には「善戦した」と映っていた。
「去年よりずっと強い」
「3連戦の頭を取り、3ゲーム差となった9月6日の巨人戦で、1点リードで迎えた9回、守護神の松山晋也が打たれて逆転負けしたのが本当に痛かった。松山は40セーブという大台目前でのセーブ失敗。あれを取っていれば2ゲーム差でしょ。3タテに成功したら1ゲーム差だったわけだから、久しぶりのCS進出への大きな分水嶺になってしまった」
巨人戦でのつまずきの影響で失速。残念ながら2020年以来のCS進出の望みは絶たれてしまったドラゴンズだが、武田氏は「去年よりずっと強い」と評価する。
「井上一樹監督がムードメーカーであり、選手との距離感の良さを持っている。あの明るさがチームを変えてきたよね。今年獲得した左のボスラーは、春先からいまいちで心配しましたが、結果として本塁打13本。とにかく大砲不在で得点力不足が叫ばれてきた打線のなかで、厚みを加える存在になってくれました」
...もっと見る そんなボスラーだが、武田氏は、松中信彦打撃統括コーチからこんなことを聞いていたという。
「キャンプのときから、松中は『ボスラーは低めのフォークとヒザ下のスライダーを我慢すれば打てる』と言っていたけど、最近はそれができている。ようやくエンジンがかかったようだけど、小柄な選手でかき回す印象のあるドラゴンズ打線のなかで、間違いなく大砲として機能しているよ」
「高橋宏斗はコントロールが悪すぎる」
しかし、勝ち頭で貯金をつくるべきエースの高橋宏斗については7勝10敗(3完投)と負け越し。今年は期待通りの活躍ができていない。
「宏斗は球自体は素晴らしいけれど、コントロールが悪すぎる。5回で100球を超える試合が多い。それでも、もしクライマックスに進出していれば、間違いなく相手が嫌がる投手だっただけに、シーズンの不調は残念だったね」
そんななか、武田氏が評価したのが36歳の大野雄大の存在だ。今年はここまで(9月21日現在)11勝4敗防御率2.10。貯金を7つつくり、なおかつチームの連敗を8度止めるなど、全盛期を思わせる投球をみせている。
「故障から復活した、大野は頼りになるよね。ベテランとして、体調も球の強さも今年はいい。36歳でも7回、8回と投げるし、完投もする。しっかりイニングを喰っていることもあり、ブルペン陣を助けている。ドラゴンズの“カーショウ”と言っても差し支えない。カーショウとは同じ1988年生まれで、背番号も『22』。ベテランの力がチームの力になることを証明してみせた。投手陣の中で数少ないCS経験者だっただけに、チームの失速は残念だったね」
「藤浪晋太郎に右打者を並べていれば…」
そんな🐉がさらに話題をさらったのは、日本球界に復帰を果たした藤浪晋太郎の“初登板”でのことだ。井上一樹監督は藤浪に対して左打者を並べて挑み、結果的に敗戦した。
再度対戦した試合もそのスタンスは変えず、結果として藤浪登板試合で2敗しており、CS進出を願うファンからは「敗退行為では」との批判も浴びた。
「オレは松中コーチに『右打者を並べれば勝てるよ』と言ったけど、当たれば危ないよな。藤浪は150キロ以上がコンスタントに出るけど、球が抜ける。ひっかけて左打者にデッドボールを当てることもあるから、打者は“どこに球が来るかわからない恐怖”との戦いになる。ただ、藤浪からすれば、球が抜けたとしても、左打者には死球になる確率は低くなるから、のびのびと腕を振れる。右打者がこないなら楽だよ」
一方で、その後、藤浪と対戦したヤクルトは投手を含め右打者を6人並べながらも4安打と苦しみ、右打者のオスナのソロホームランの1点に抑え込まれて敗戦。左打者だが、後半戦から出場してホームラン19本と驚異的なペースで打ちまくる4番・村上宗隆も3打数ノーヒットに終わっている。これはどう評価すべきだろうか。
「ヤクルトは右を揃えて負けてたけど、あれは単にヤクルトが弱いからでしょう」
藤浪は制球難を抱えながらも、4先発1勝0敗、投球回20.2と、先発投手として試合は作っている感はある。
「彼と対戦するバッターは、心理的プレッシャーがあるから、投球内容以上に力を発揮することもあるかもしれないよね。右打者は当たらないまでも、腰が引けたスイングをして、結果的にフォームを崩す恐れもあるから、右打者を使いたくないという監督やコーチの言い分もわからないでもない」
14日の巨人戦に先発した藤浪は岡本和真、岸田行倫、リチャードら4人の右打者を並べた打線に2回4安打1四球で降板した。岡本には安打、岸田には四球、そしてランナーを溜めたところでリチャードにタイムリーを浴びた。
登録抹消となって再調整をしている藤浪だが、CS、ひいては日本シリーズを戦うライバルチームにとっては、藤浪がある意味「壁」として立ちはだかる可能性もある。DeNA三浦大輔監督の起用も含めて注目される。
武田さんに投手コーチ依頼したらどうや😕
by🐟

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