細川成也外野手(26)が13日、沖縄県内で楽天・浅村栄斗内野手(34)らと行っている自主トレを公開した。昨季、現役ドラフト経験者では初のベストナインに輝いた竜の背番号55に対して、浅村は「最低でも3割、30本塁打」とノルマを設定。シーズンオフから精力的に体を動かしてきた細川は、重量と切れを両立した最高ボディーで師の要求をクリアする。
ピンポン球のように飛び出した打球が、両翼100メートルよりも奥にある高さ約20メートルの防球ネットを軽々と超えていく。「おいおい、マジか」。感嘆の声をあげた球界の飛ばし屋たちの視線の先にいたのは細川だ。「いい形で体をつくれていると思う。キャンプまでにもっと強度を上げていければ」と状態の良さを強調した。
通算2000安打まで残り36本に迫る浅村との自主トレは4年連続の参加。オリックス・杉本や西武・外崎らと汗を流しつつ、吸収する日々を送る。昨季はチームで唯一の全試合出場を果たし、打率2割9分2厘、23本塁打、67打点でベストナインを獲得。注視して気がつく点も格段に増えた。
追求するのは、ボールを捉えるための理想的なスイング軌道。「効果的な軌道にバットを長く入れたい。浅村さんは特にうまいので、見ています」。白球を点ではなく線で、さらにバットの面で捉えるための技術会得に時間を費やしている。
体も万全だ。オフはイベントなどを除き、ほぼ連日ナゴヤ球場で体を動かした。走り込みやマシンの打ち込みを黙々とこなし、日が落ちてから帰路に就くのは、見慣れた光景だった。日々の練習と常人離れした食事量で体重は公称の98キロからやや増えて100キロ超え。意図して増やしたわけではなく、野球の動きをする中で自然とできあがった重量ボディー。「今は100キロから102キロくらい。すごく動けている感じがします」と感触も良し。春季キャンプでさらに切れを増し、最高の状態で実戦を迎える算段だ。
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