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松山晋也投手(24)が14日、沖縄県読谷村のオキハム読谷平和の森球場で岩崎翔投手(35)らと行っている自主トレを公開した。右腕は約1トンの軽トラックを引っ張る驚きのトレーニングを披露。爆発力を高めて球速アップやボールの強さにつなげることが狙いだ。圧倒的な制圧力を身につけ、マルティネスが抜けた守護神の座をつかみ取る。

やはり、この男はぶっとんでいる。2月は中日2軍がキャンプを張る読谷のサブグラウンド。松山は軽トラックに乗って姿を現した。けん引するためのロープを準備すると荷台の2カ所にフックを取り付けて準備完了。まさか…。カメラを向けた報道陣に向かって、ニヤリと笑うと、そのまま軽トラを引っ張り始めた。

 740キロほどの軽トラの荷台に3人の報道陣を乗せて、総重量は約1トン。ロープを腰の位置にして、人力車のように鉄の塊を約30メートル引っ張った。さらにアクセルを踏まない状態でも勝手に進み出す「クリープ現象」を利用して、軽トラが前に進まないように踏ん張る動作も繰り返した。「いい画が撮れたでしょ!」と大粒の汗を拭った。

 もちろん狙いがある。「車を引く動作は、一瞬で出せる最大出力を上げるため。踏ん張る動作は着地する足(右投手なら左足)の強化です。どちらも投球には必要な力。しっかり鍛えて、地面の反力をうまく利用できれば、球速にもつながる」。大学時代から親交があり、元ハンマー投げ選手だった田中義也トレーナーの発案で取り入れた。

 ユニークな練習も全ては突き抜けた存在になるため。絶対守護神だったマルティネスが巨人へ移籍した。ぽっかり空いたクローザーの座を狙う。現時点で松山は最右翼だが「まだ圧倒的な制圧力がない」と言う。投球動作について師事する井戸樹トレーナーとコミュニケーションを取り「打者を抑えることが最終目標。その方法として、まず手っ取り早いのが、球速というところに行き着いた」。まずは真っすぐを改善していく。

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