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井上一樹監督(53)が20日、東京都内で行われた12球団監督会議に出席し、昨季までの絶対守護神ライデル・マルティネス投手(28)を獲得した巨人の阿部慎之助監督(45)へ“先制口撃”した。今季は本拠地バンテリンドームナゴヤでの開幕カードとなる4月1日からの3連戦で初対戦する。大補強に成功した巨人に臆せずぶつかっていく姿勢を、まずは自らが示した。
井上監督の戦闘服はスーツだった。12球団監督会議の会場。就任1年目の新指揮官は昨季王者の巨人・阿部監督へあいさつした。開口一番、チクリと刺した。
「ライデル君をよろしくね」
3月28日からの開幕DeNA3連戦(横浜)の後、4月1日からバンテリンドームで巨人3連戦が予定されている。本拠地での井上竜お披露目の相手が巨人だ。
頂点を目指す新指揮官にとって倒さなければならない宿敵。昨季までの守護神ライデルの移籍先となることも、心をざわつかせる。グラウンドで、名古屋市内の焼き肉店で、監督自ら残留を熱く要請した右腕だった。だが、現実は同一リーグ、球界の盟主・巨人軍へ籍を変えられた。
...もっと見る 「あまり大きな声ではいえないけど、財力も戦力だということを考えたら、巨人には負けた。でも、ライデルがいないからといって、しっぽをまいて負け犬みたいになるつもりはさらさらない。阿部監督には『よろしくお願いします』とも言っておきました」
対巨人。立浪政権の3年間は負け越した。直近2年間はいずれも9勝15敗1分け、2022年は12勝13敗。与田政権の21年、12勝10敗3分けが最後の勝ち越しとなっている。ライデルの移籍で空いた抑えには、松山や清水を競争させながら適任者を見つける。移籍騒動をプラスに転じ、勝敗を逆転させていく。
新指揮官は会議でも積極的に意見した。テーマはポストシーズンのあり方。気になるのは貯金数やゲーム差度外視のクライマックス・シリーズ(CS)。ファイナルステージは優勝チームにアドバンテージとして1勝が与えられている。
「価値の話だよね。143試合を重んじる、というところ。利益を追求する運営側の考えも理解はできる。でも、チームを預かる監督としては、もう少し考える部分があってもいいと思っている。一律ではない差があってもいいのかな、と」。会議終了後には巨人・桑田2軍監督から「いいことを言ったね」と声を掛けられた。
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