422: %N2FkNjE4(3)
◇渋谷真コラム・龍の背に乗って キャンプ編
◇24日 オープン戦 🐉6ー3広島(北谷)
オール後攻でのオープン戦3連戦を終え、残すは25日の打ち上げのみ。僕の記憶にはないほどの寒さを除けば、大きな故障者もなく順調なキャンプだった。
杞憂(きゆう)だった。いや、今さらながら合点した。自らを「初心者マーク」という井上監督を筆頭に、NPBが1人(松中)、中日が1人(飯山)、1軍が2人(浅尾、大野)と、何らかの「初」がつくコーチも多い。指導者としての経験値やチーム掌握レベルだけでなく、ヘッドコーチを置かなかったことを、僕は勝手に心配していたのだ。
監督とコーチ、もしくは選手とのパイプ役であり、まとめ役。軍師として将を支え、非常時には代役も務める。学校でいえば教頭、内閣でいえば官房長官といったところか。いるのが当たり前。少なくともいる方がいいと僕は思っていた。ところが置かない。なぜ?
それは井上監督が「元ヘッドコーチ」だったからだ。
...もっと見る 「阪神でやっていて一番思ったのが、コーチ陣はみんなオレを頼ってくること。『監督に直接言えよ』ってことでも『監督に言えないからヘッドに言ってるんじゃないですか』って」
矢野監督の下で2021、22年と任された。それがパイプ役の務めといえばそうだが、矢野監督の信があつかった井上ヘッドに、あらゆる取り次ぎが殺到した。それが煩わしかったのではない。
「あんなことをしていたら、コミュニケーションは取れない。オレはみんなを寄せ付けないオーラを持ちたくないし、ヘッドを経由しなくていいんだよと(伝えたい)。オープンなところと各コーチにその部門の責任をもってやってくれよという意図で、ヘッドはいらないと思ったんです」
トップが偉大だと、部下は進言を控えるようになりがちだ。だから最近は執務室のドアを開放している社長や首長、監督も多い。実体験に基づいた井上流の組閣。ポジション変更や打順のアイデアなど、コーチからのダイレクトな具申で実現したプランはいくつもある。高い場所に君臨するボス型ではなく、同じ高さの少し先を歩くリーダー型。その成果が見えた1カ月だった。
by🐟

添付:📷画像(webp) 225.11 KB
[引用][返信][編集][削除]
[👍0][👎0][返信数:0][報告0]