細川成也外野手(26)が今年の実戦初アーチを放った。2点を追う9回に貴重な同点2ラン。開幕へ向け、昨季まで2年連続で20本塁打以上を記録している主砲が上昇気流に乗った。
たとえ完璧でなくても、バンテリンドームの左中間に放り込むのが背番号55の最大の強みだ。「感触は完璧ではないけど、ああやって入ってくれたのは良かった」。2点を追う9回無死一塁で細川。1ボールから西武・佐藤隼の高めのチェンジアップを捉えた。
「打てたには越したことはないです。久々の本塁打ですし、良いところで出ましたし、良かったです」。細川らしい力強い弾道で左中間席に突き刺さった。今季実戦初アーチとなるオープン戦1号同点2ランに、バンテリンドームは沸いた。
予兆はあった。7回の先頭。1ストライクからウィンゲンターの154キロの直球を引っ張り、左前へ運んだ。「もうちょいって感じでした」。その「もうちょい」を次の打席でしっかりと調整し、スタンドに放り込んだ。「しっかり今日のような形を続けたい」と手応えを口にした。
試合前の時点で、オープン戦は17打数3安打で打率1割7分6厘、0本塁打だった。決して褒められた数字ではないが、過去2シーズンとは立場も違う。開幕まで時間はある。このひと振りが上昇への機運を高めることは間違いない。「自分のやるべきことをやろうと思っていた。つなぐ意識というか、点差も点差だったので追いつきたかったし、ああいう形になってよかった」
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