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3年連続最下位からのチーム再建を託された井上一樹監督。チーム変革に必要な一要素として、地元・東海テレビのインタビューに、「僕は星野仙一監督に育てられてきた男なので、『野球はケンカや』と植え付けられてきた人間。今はそういう時代ではないが、少し残していきたいというのはある。そうでないと、バチバチ感が見えてこない」との旨の発言をしている。


🐉、阪神の監督時代に、星野仙一氏(享年70)から何度も聞かされた言葉がある。「試合中の私語は厳禁や。慣れ合いでやっとんのかと見た目もよくない。ピッチャーから見ると腹立つで。一塁ベース上で『ナイスバッティング!』なんて言いながらヘラヘラ笑い合ってるのを見ると。ピッチャー一人で戦っとる感じや。みんな和気あいあいとしすぎとるわ」。さらに、こうも続けた。

「投手は打者と付き合ったらいかん。本当の友だち以外はな。俺も(現役時代は)付き合わんかった。打者というのは投手を取り込もうとして、どんどん近づいてきよる。貸しはまだええけど、例え100円であっても借りは作るなということや」

実際、大学時代からの盟友である田淵幸一、山本浩二の両氏以外とは一定の距離を置き続けた。その2人にしても「ただの仲良しじゃない。グラウンドの中ではケンカ腰でやった。それだけは言っておきたい」と語気を強めたものだった。

星野氏の代名詞といえば闘将、そしてケンカ野球。だからこそ、「メシをごちそうになったり、女を世話してもらったりすると、ケンカのときにいけんやろ。特に日本人はそう。〝情〟というものが出てくるからな。外国人みたいに仕事は仕事、プライベートはプライベートとビジネスライクにはできない」との信念だ。
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