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井上一樹監督(53)は22日、松葉貴大投手(34)が開幕ローテーションに入ることを明らかにした。同日、バンテリンドームナゴヤで行われたオープン戦の楽天戦で先発登板したベテラン左腕は、持ち味の粘り強い投球で5イニング1失点。本紙評論家の吉見一起さんは開幕2戦目の登板が適任との見方を示した。試合は1―1で引き分けた。

 どんな状況でも最低限の仕事をこなしてくれる。松葉にはそんな信頼感がある。5イニングで93球を要し、4四球を与えても1失点と試合をまとめたベテラン左腕。試合後、井上監督は「無難に投げてくれると思うので、ローテーションの一角と考えてもいいのかな。イニングをつぶして、5回まで試合をつくる仕事をきっちり果たしてほしい」と開幕ローテ入りを明言した。

 2月22日のロッテとのオープン戦(北谷)以来、約1カ月ぶりの1軍マウンド。しかも半年ぶりのドームとあって、立ち上がりはプロ13年目の34歳も浮足立った。「心と体が一致しなかった」と2死からの四球と阿部の中越え適時二塁打で先制点を許す。2、3回も四球をきっかけに得点圏に走者を背負った。

 本来の姿を取り戻したのは中盤から。3回を終えた時、「リリース位置が普段よりも前になって、ボールを引っかけている気がした」と違和感の正体に気づく。微調整して迎えた4、5回は安打こそ許したものの、多彩な変化球をゾーンに集めて後続を断つ。降板後、スコアラーとリリース位置の数値をチェック。感覚のズレが数字に反映されていたことを確認し、本日の仕事を完了。「結果が求められる大事な試合でズレを修正できたのはよかった。次のマウンドでは同じことはないと思う」とうなずいた。

 井上竜が船出する3・28まで残り5日。開幕ローテーション争いは最終局面を迎えている。当確は、開幕投手を任される高橋宏と新助っ人のマラー。指揮官が「ほぼほぼ(当確)」としたメヒア、そして松葉が新たに開幕ローテの座を手にした。確定が出ていないイスは残り2つ。有力視されていた柳、大野に加え、福岡で好投して巻き返した涌井も候補に入る。

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