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井上一樹監督(53)が24日、今季のオープン戦全日程を終えた節目でインタビューに応じた。直近3試合のプレーボール直前にベンチで行った首脳陣とナインによるハイタッチの意図を説明し、4番で起用する石川昂弥内野手(23)については、ベンチと背番号25の我慢比べと表現。開幕投手に指名した高橋宏斗(22)の公表が2月中旬から3月上旬へずれ込んだ経緯も明かした。チームは25日の全体練習で再始動し、28日のDeNA戦(横浜)へ突き進む。
―監督就任から一体感を醸成して、競争を促してきた。21日からの楽天3連戦(バンテリンドームナゴヤ)では試合直前のベンチで首脳陣と野手全員がハイタッチし、スタメンの野手はそのままグラウンドへ飛び出した
井上監督「『さぁ、いくぞ!』というとき。みんなで士気を高める目的。ドーム球場ではできる演出に限りがある。炎や爆発音、そんなのはなくてもできることはあるということで始めた取り組み」
―4番に指名した石川昂はオープン戦出場14試合で打率1割5分1厘。18打席無安打で開幕戦へ臨む
「苦しんだ56打席だったね。『その56打席があったから、いい感じでニコニコして野球できている』となってくれればいい。開幕すれば、ゼロからスタートですから」
...もっと見る ―沖縄キャンプでは各選手へシーズンの目標を語らせる時間を設けた。石川昂の意識は
「昂弥には『自分が言ったことをもう一回、思い出せ』と思う。『三冠王の松中さんが(打撃統括)コーチで来られて、僕はそこ(三冠王)を目指します』みたいなことを言っとった。でも、今はへこたれて。今後、仮に『試合出たくありません』とか『必死になって教えられてもできないものはできません』とか、ちょっとわがままチックになったら『自分の決意と全然違うじゃないか』となる」
―今月中旬には監督室を訪れてきたエピソードを囲み取材で明かした
「(松中、森野両コーチによる)指導内容と本人の取り組みを確認してから映像を一緒に見た。その上で、『全然変わってないよ。意識していると言っても周りからすると変わってないんだよ』と伝えた。松中コーチは『荒々しさを出せ』、オレは『もっとしゃかりきになれ』と言う。繊細すぎるから殻を破れない。やんちゃな石川になってほしい。育ちのいいお坊ちゃまみたいな感じの野球では困る。『もっと大胆でええ』って話をした。こちら側と石川の我慢比べになる」
―上半身コンディション不良のボスラーや右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷の福永を欠いてスタートする
「いない人間を悔やんでも仕方ない。俺が、俺がという選手が出てきてくれたらそれでいい。長いシーズン、どこかのタイミングではつぎはぎのときだってある」
―福永の実戦復帰は一般的に言えば1~2カ月ほどか
「ボスラーがいなくなって(福永)裕基と(石川)昂弥で頑張るかと思っていたら裕基の離脱。戻るまで1カ月かな、2カ月かなと青写真を描くのは、今頑張ってるメンバーに対して失礼にあたる。回復状況はもちろん気にする。辛抱しながら今いる選手に失礼がないように、割り切って戦っていく」
―高橋宏の開幕投手指名が2月中旬から3月2日へずれ込んだ。紆余(うよ)曲折あったのなら明かせる範囲で
「宏斗の本拠地開幕をイメージする時期もあった。本人とキャンプ中に何度も話をした。『どこで使うか、オレの中で迷ってる』という声かけになったときもあった。勝ちを計算するのがエース。甘えさせるのは嫌。地方球場だとしても屋外デーゲームだとしても、信頼を置く存在としてのエース。日程的なこと、他のメンバーとの兼ね合い、総合的に考えて『宏斗と心中や』と。キャンプ終えるタイミングで決めた。大きな期待を寄せている」
―2軍では昨季と今季のドラフト1位コンビ、草加と金丸が先発候補として控える。1軍マウンドは少し暖かくなってきた時期か
「期待はしている。4月の頭とかではないけれども、このぐらいの時期にはというのは心の中にはある。焦らせてはいけない。あの2人がいつ出てきてくれるのか、そこは楽しみな材料。オレもそういうふうに思いたいし、ファンにも思っていていただきたい」
―ファンへ
「開幕へ向けてもう一度サインなどの確認をして、『さあ、いくぞ』という状態をつくっていきます。いいときも、そうでないときもあると思います。よろしくお願いします」
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