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敵地での開幕となったDeNA戦(横浜)に0―5で敗れ、井上一樹新監督(53)は無念の黒星発進。開幕戦のゼロ封負けはリーグ優勝した2006年以来、19年ぶりとなった。“143分の1”と割り切り、2戦目から改めて出直す。
悔しいに決まっている。言いたいこともあるだろう。初陣となった井上監督はあらゆる感情をグッとこらえる。選手をリスペクトしながらゲームを振り返った。
「横浜(DeNA)さんにどんな戦いができるのかなというワクワク感もあった。横浜さんの強さを途中で見せつけられたときは不安もあった。喜怒哀楽で喜はあまりなかった。けれど、怒ることもなく。選手をやっぱり信頼して送り出している」
高橋宏が初回から2イニング連続で失点した。初回の失点は細川がオースティンの打球を見誤り頭を越された。6回途中5失点で降板するまさかの展開。交代を告げに行った指揮官はエースにこう声をかけた。
「次もその次もあるから、落ち込んでいる場合じゃないよ。次やり返せばいいじゃん」。うつむく右腕の背中を見て、マウンドを藤嶋に託した。
...もっと見る DeNAの東は相変わらず難敵だった。7イニング無得点。2022年9月30日に土をつけたのを最後に8連勝を許した。3回2死二塁では山本の打球が一塁手の正面をつき、5回無死二塁では村松のはじき返した白球が三塁・宮崎のグラブに吸い込まれた。アンラッキーもあった。
一丸となって臨んだ。球場へ出発前の宿舎。指揮官は全員を集めて感謝と結束をテーマにミーティングした。8分半にも及んだ。
「みんなそれぞれ、個人が数字を上げるのが大事なんだけど、個人プレーでないことを頭に入れておけ!」
グラウンドでの実践も求めた。野手なら打席、投手ならマウンド。持ち場へ就くときの約束事をつくったのだ。「ありがとう、って感じで心の中でつぶやけ」。親族や恩師、チームスタッフ、球団職員…。関わった、そして現在も関わる人たちのおかげで気持ち良くプレーできる環境を再確認し、感謝を言葉として出すように求めた。
スタメンを発表し「頑張っていこう!(指揮官)」「おう!(ナイン)」と全員がコブシを挙げ、声を張り上げてミーテーティングを終えた。
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