13日、甲子園球場で予定されていた阪神戦が天候不良のため、中止となった。これで、セ・リーグ5球団との対戦が一巡して、成績は5勝7敗2分けとなった。ただ、開幕から2カード連続で負け越した後の3カードは5割の3勝3敗2分け。新外国人・ボスラーの復帰や石川昂の4番起用計画の小休止を含めて、井上一樹監督(53)が開幕からの14試合を振り返った。
井上監督はやや笑みを浮かべていた。12日は開幕から4番で起用し続けた石川昂を2軍へ行かせて、代わりにスタメンで起用した高橋周がヘッドスライディングするなど空気を変えて勝利をつかんでいた。
「(高橋)周平が疲れているから恵みの雨。1試合で体がバリバリだっておかしいやろ。ただ、気が張った試合は久しぶりだったからね。勢いに乗って試合をやりたかった部分と、(ぬかるんだグラウンドで試合をして)これ以上けが人を出したくない部分があった」。開口一番、今季初出場から一夜明けた背番号3の体調を気づかった。
けが人と不調を抱え、入れ替えも断行した14試合だった。二塁でスタメン起用する構想だった福永は、右膝内側側副靱帯(じんたい)損傷で開幕アウト。現在は蛇行するランニングをこなしており、実戦復帰は来月中の見込みだ。代役候補だった田中は左手有鈎骨鈎部骨折。中堅の板山を中心に起用している。上半身のコンディション不良を訴えたボスラーは11日の阪神戦(甲子園)でチームに合流。12日の同カードでは初安打と初打点をマークした。
軌道修正を余儀なくされたのは4番・石川昂。打率1割台が続いたことに加えて、拙守が目立った。3試合連続でミスを犯した11日の阪神戦後、首脳陣は出場選手登録の抹消を決断。「ピッチャーにはすごく頑張ってもらっている」。これ以上、投手陣に迷惑をかけられなかった。一度バスに乗りかけた背番号25は呼び戻されて、ロッカーで荷物をまとめて、甲子園を後にした。
...もっと見る