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井上一樹監督(53)が21日、両リーグトップ8セーブを挙げている抑えの松山晋也投手(24)を休ませられるよう、野手陣に大量得点の号令を発した。右腕は全18試合のうち半分以上の10試合に登板し8セーブ。登板過多になりつつある新米クローザーの負担減へ、打線は奮起せよ―。

井上監督は松山の奮闘に目を細める一方で、かける負担も心に留めていた。チーム8勝はすべて2点差以内のセーブシチュエーション。少ない得点差で勝ちきってきた。それは右腕のフル回転を意味している。

 「松山が疲れているから投げさせないでおこうとは考えてない。彼もそれを望んでない。もうちょっと楽な展開で『マツきょうは休め』って試合をつくるのが近々の目標。点差をつけて勝ちたい。苦しい中でピッチャーが頑張っている。耐えている選手をほめたいと思います」

 今のところ、少ない得点で勝ちきるのが現実的な戦い方となっている。松山も「アドレナリンが出て、相手を食いちぎる気持ちで投げられる環境は生きている実感があります」とそれをやりがいに感じている。巨人に移籍したマルティネスの穴を埋めたタフガイ松山は頼もしい。

 とはいえ、だ。シーズンはまだ始まったばかり。セーブ数でリーグ2番手に付けるマルティネスは6セーブ、パ・リーグのトップ、オリックス・マチャドと楽天・則本は5セーブ。松山は18試合消化で登板10試合。松山がシーズン79試合登板ペースとなっている現実は座視できない。

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