長きにわたる低迷は、これほど重いものなのか。2025年(令和7年)ペナントレースも開幕から1か月がたった。井上一樹新監督の下、3年連続最下位からの逆襲を狙うドラゴンズ。ケガ人も多い中「健闘している」という見方もあるものの、チーム全体の脆さ(もろさ)は解消されていない。
開幕ダッシュは失敗
シーズン前に、筆者のコラムでは、新生・井上ドラゴンズについて「開幕ダッシュ」と「大化け選手の登場」を願った。まず開幕ダッシュだが、今季もそれはかなわなかった。ここまで23試合を戦い9勝12敗2分の負け越し3で、同率4位。最下位の東京ヤクルトスワローズともゲーム差なしの状態で、新チームの勢いは開幕直後に加速できなかった。(成績は4月27日現在)
井上構想に誤算が生じた
ひとつの理由は、ケガ人の多さである。新外国人選手のジェイソン・ボスラーと、背番号「7」に変わって「3番・セカンド」を期待された福永裕基が開幕に間に合わなかった。福永と共に、新二遊間を期待された村松開人も、4月23日の東京ドームの試合で右脇腹を傷めて、登録を抹消された。井上監督が就任直後から思い描いていた期待の二遊間「セカンド・福永とショート・村松」は、2人とも1軍から姿を消した。さらに、新チームの「4番」を任された石川昂弥も期待にはほど遠く。その座を離れて現在は2軍である。打線にとっては、大いなる誤算が続いた。
打てないのはなぜなのか?
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