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最終戦となる日本ハム戦に勝ち、8勝10敗で交流戦を終えた。原動力はまたも松葉貴大投手(34)。投げては7イニング1失点、打っても2安打の大車輪の活躍でハーラートップに並ぶ7勝目を挙げた。井上一樹監督(53)が「間違いなくうちのエース」と信頼を寄せる左腕が、タイトル戦線にも割って入ってきた。

今や竜先発投手陣の柱となったベテランは、この日も崩れなかった。松葉が投打で主役を張った。マウンドでは日本ハム打線を手玉に取り、打席ではマルチ安打、そして好走塁。左腕は「自分らしい投球ができましたし、ヒットも2本打ててよかった」とうなずいた。

 危なげなかった。「球は遅いけど、誰よりもゾーンで勝負していると思って」と、初回から直球、変化球をテンポよく投げ込んでいく。大技、小技を絡めて攻める新庄野球に対しても「やっていることは奇抜ではなく、王道の野球。動いてきても、しっかりと準備して自分にできることをやるだけ」と動じない。3回、10盗塁を決めている1番・五十幡を2死から四球で歩かせても、けん制とクイックを駆使。9球目に走られたが、バッテリーを組む石伊が刺した。

 投げるだけでは終わらない。3回無死の打席では先発・金村から中前打を放つと、上林の右前打で一気に三塁を陥れた。普段から走塁練習を欠かさない左腕。「大事なところで練習の成果が出た」。三進が効き、村松の犠飛で生還。さらに5回無死でも中前打で出塁し、「打席に入れば、相手が嫌がることをやろうと思っている。結果、2度出塁できてよかった」

 7イニングを投げ、5安打1失点で、7勝目(4敗)をゲット。シーズン7勝は、2019年途中に移籍して以降、最多だ。投打に存在感を示した左腕に井上監督も「間違いなくうちのエース。球がすごいから、じゃない。困ったときに安定感ある投球してくれるのが一番」と松葉の働きぶりに賛辞を贈った。

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