【川又米利の目】◇16日 春季キャンプ(北谷)
鮮やかな放物線を描き、スタンドに飛び込む打球。「飛ばす力はすごいね」。評論家の川又米利さんをうならせたのは鵜飼航丞外野手のフリー打撃だ。
7日の練習前のスピーチで「立浪監督を3年間だまし、昨年は井上監督もだまし、今年こそ『ロマン砲』を卒業します」と宣言。翌8日のシート打撃では”チーム1号”を放ち脚光を浴びた5年目の大砲候補に、川又さんは「化ける可能性がある」と話した。
そう感じたのは「前日(15日)のDeNA戦」だという。2打席凡退したあと、追い込まれながら内角への球に踏み込んでいき死球。これで同点のホームを踏むと、9回には詰まりながらも左前打を放った。
「まさに『当たってでも出る』という気迫でもぎ取った死球。ケガをされちゃ困るが、逃げずに踏み込む気持ちは買える。それも前の2つの凡打を引きずっていない証拠でしょう。だから4打席目も、しっかり振れた分、ヒットになった。気持ちの切り替えは、鵜飼の課題でもありましたからね」
...もっと見る 当たったときの飛距離は誰もが認めるところ。だが1軍では、そのパワーを発揮できないまま4年が過ぎた。
「まずは”春男”でいいんですよ。オープン戦で、どれだけ使ってもらえるかが彼らの勝負。そこでドカーンといかないと」と川又さん。今週末には、いよいよオープン戦もスタート。”卒業”宣言に続き、今度は”開花”宣言が聞きたいもの
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